空腹で健康に

一日一回、お腹をすかせましょう

  • 40%の食事制限で寿命が延びることは世界の医学会が認めています。
  • 眠っている長寿遺伝子はカロリー制限で目覚めます。
  • しかし食欲は生存のための本能です。
  • やみくもな食事制限は本能に逆行し新たなストレスとなります。
  • 「美味しい」と歓びを感じて食への素直な感謝が免疫となります。
  • 時間が来たからお腹も空いていないのに食べるとは、とても不自然なこと。
  • 私達の身体は飢えを前提に作られています(満腹が前提ではありません)
  • 私達に本来備わった回復力(ホメオスタシス)は適度な飢えを必要としています。
  • 今日からでも、『一日一回、お腹をすかせてみませんか』
  • お腹がすけば免疫細胞も食欲旺盛になり異物を貪食してくれます。

NK細胞(リンパ球)

 1.大きな癌細胞の下部に見える黒い穴はNK細胞(リンパ球)が食いついた死のキス跡、5分以内に死滅させる

NK細胞(リンパ球)

 2.左側の癌細胞の中に NK細胞(リンパ球)右側中央の黒い丸により切断破壊された癌細胞のDNAが見える

リンパ

 3. NK細胞(リンパ球)が左側癌細胞に結合したところ

NK細胞(リンパ球)

 4.左側の小さなNK細胞(リンパ球)が癌細胞に食いつき顆粒(グラニュール)を打ち込んだところ

NK細胞(リンパ球)

 5. NK細胞(リンパ球)が下部の癌細胞似食いつき殺したところ

NK細胞(リンパ球)

6. リンパ球が癌細胞の手に捕まれた

NK細胞(リンパ球)

7. 癌細胞の手にリンパ球が捕まれた

NK細胞(リンパ球)

8. 癌細胞がリンパ球を完全に取り囲み貪食している

NK細胞(リンパ球)

 9. 癌細胞によって2個の赤血球が貪食されている

腸内細菌と食べ物の関係

毎日お通じのある方でも腸内には2~3kgの宿便が存在します

お腹の中には成人で1500g以上の細菌が棲んでいます

いきなりこわい?お話になりますが、便の固形物の三分のーから半分は腸内細菌の残骸です。近年培養技術が進み、100種類100兆個と考えられていた腸内細菌という微生物がおよそ500種類500兆個・重さにして1500g以上棲んでいることが分かってきました。その総てが毒素しか出さない腐敗菌だったらどういうことになるでしょう。腸に留まった腐敗便は腐敗菌つまり悪玉菌の大好きな餌となり繁殖します。悪玉菌は腸内で腐敗毒を出しあらゆる病気の原因を作ります。不思議と思われるかもしれませんが脳榎塞など脳血管の循環障害ち便秘毒によるものと解明されています。慶應義塾大学の病理学教授だった川上漸氏の研究です。

便秘はお腹の中で食べ物が腐っている状態です

特に肉類のタンパク質は人体の組成に近いため我が身の肉を溶かすことに等しく胃や腸で分解されにくいのです。分解不足の蛋白質は高温多湿の腸内で腐敗し、たちまち腐敗菌の好む環境となりアミンやス力トールなどの腐敗毒を作り出します。逆に善玉菌はビタミンを『腸内合成』するのに重要な役割を果たし、人体の分泌する酵素では消化できないものを分解消化してくれます。また肝臓で作られる各種酵素よりも善玉の腸内細菌が合成する『酵素』の方が多いと言われています。酵素の働きが無いと私達は考えることも心臓を動かすことも、立ち上がることもできません。酵素が無いとビタミンも働けません。
理想の腸内細菌バランスは善玉菌9 割・悪玉菌1 割とも言われていますが善玉菌は年齢と共に減っていきます。高齢になると2~3%に減ってしまうとの説もあります。便秘気味の方は腸内で食べ物が腐っている訳ですからガスも毒性があり臭いも強くなるわけです。一方元気よく出るガスは健康的で臭いもありません。

赤ちゃんのお腹はビフィズス菌100%

一方『母乳』で育つ赤ちゃんはピフィズス菌が100%ですから『うんち』もかぐわしい香りがします。赤ちゃんのお肌がすべすべなのはピフィズス菌のおかげかもしれません。その赤ちゃんもあんよが上手などと無理に歩かせたりして背骨が曲がると生涯ひ弱な子供に育ってしまいます。骨格のずれ・宿便・食べ過ぎは様々な退化病〈生活習慣病〉や難病の原因になっています。特に背骨のゆがみは内臓疾患につながります。この資料を読んで戴いています方の中には体力まで落ちてしまう強力な便秘薬が必要な方と、そうでない方もいらっしゃるかと思います。赤ちゃんの時から母乳と共に自然に湧くように棲みついた自前のビフィズス菌は固有の常在菌ですから、あなたの体の一部です。食物繊維の多い食品は固有の常在善玉菌の餌となります。

ビフィズス菌に餌をあげよう

私たちに食べ物の嗜好があるようにビフィズス菌にも好みの餌があります。食物繊維とオリゴ糖をあげないと増えてくれないのです。穀物などに含まれる食物繊維も好みの餌となりますが1 日3~6g のフラクトオリゴ糖を与えると10日ほどで大量に増殖することが解っています。しかも各種オリゴ糖は悪玉菌の餌にはなりません。余分な力ロリーにもなりません。フラクトオリゴ糖は玉ねぎなどに多く含まれます。

ヨーグルトでビフィズス菌は増えるのか?

ところが一般で信じられているようにヨーグルトなどで菌は増えるのでしょうか? ただの菌では胃酸で死滅します。よく宣伝で言われるように胃の塩酸を何とかくぐりぬける外部の善玉菌を体内に摂り入れるこヘとができても、よそ者の菌は生体にとって異物であり根付き増殖することは難しいようです。これは合成のビタミンCの働きは天然と変わらないにしても合成である限り生体からは異物と判断され、直ぐ尿に排池されるのと同様のことと思われます。
日本のヨーグルトの多くは生乳でなく酵素の死滅した脱脂粉乳で作られています。乳製品の腸内発酵によるアミノ等の毒素弊害と、また乳製品の普及によって若年性の白内障が増えているように、幼い頃から摂りつづけることで乳糖が分解変化したガラクトースの水晶体沈着による白内障も心配です。常識に異を唱えるようで申し訳無いのですがヨーグルトの常識と異なり内視鏡で見るとヨーグルト常食者の方に腸内腐敗が多く見られるそうです。
赤ちゃんの時からの持ちつ持たれつの身内のようなビフィズス菌に代わるものは無いのかもしれません。外部から菌を入植?させるのでなく、食物繊維やフラクトオリゴ糖の多い食品は自前の善玉菌〈固有菌〉を増やします。野生種の黒色穀物の一物全体食品は精製した小麦粉からつくる麺やパン・皮を剥ぎすぎたお米では捨てられてしまう微量栄養素も摂れます。内臓を暖める遠赤外線効果もあります。

便秘薬の弊害 腸内免疫は全体の80%を占める事が分かってきました

またご承知のように一般的な便秘薬の常用は小腸粘膜に生えている『絨毛』を痛め減らしますので、腸粘膜をむきだしになりアミン・スカトールなど『猛毒』の血液への侵入を許し易くなります。絨毛は腸粘膜のバリヤーでありビフィズス菌の棲家であるばかりでなく、免疫を司る『T 細胞』が多く浮在します。腸は体熱を作り出すところでもあり、一般的な便秘薬が女性の身体を痛める理由のひとつがここにもあると者えられます。しかし困り果てた時に救ってくれるセンナに類するものも不可欠であり、永い目で見ますとセンナ類と併用しながらでも腸を暖め免疫を強化し、赤ちゃんの時から共に棲む固有のビフィズス菌を増やしてくれる一物全体食のような生命力に満ちた食品も必要になってきます。

信じられますか? 過食は便秘のもと

でも、これを摂れば良くなるとの発想は食べるもが増えるだけで過食につながります。治すためには何を止め、何を減らし、何を加えるかが最も重要なことと思われます。実は過食は便秘のもとなのです。食べて押し出すのは乱暴な話であり身体は消化吸収に忙しくなり排泄にまで力がまわせなくなるのです。消化吸収には大変な努力を要し内臓は疲れています。断食で大量の便が排泄され、また様々な病気が改善するのは、体の力が消化吸収でなく病気の原因となる毒素の排泄や傷ついた細胞の修復に向かうからです。

あなたのお腹の中を善玉菌優勢にしましょう

プロメテウス菌

大腸菌0-14株 リウマチの要因の一つであるプロテウス菌

愛知医科大学 青木重久教授に依る研究です。
リウマチ患者の6割以上の方がプロテウス菌〈大腸菌O-14株〉に対し抗体陽性です。腎臓病の炎症研究で偶然発見されその後の研究でリウマチ要因と実証されました。