生命力を食べる

古代食くろご 黒色穀物全粒ペプチド

種子はなぜ次世代の命を生むことができるのでしょうか

種子の叡智を食べる 《一物全体食の勧め》

 種子には次世代を生み出す栄養と生命情報がすべて含まれています。命という未知の成分も含まれています。私たちの体は呼吸した空気と口に入れたもので作られています。自然な食べ物は健康な心も作ります。種子の皮をむかず丸ごと食べることは頂く命を尊重することであり、種子は小さな粒であるので容易に《一物全体食》が可能になるからです。動物性の食べ物は体が大きいために部分でしか頂くことができません。

一物全体食の 【古代食くろご・ペプチド】

 ここで『古代食くろご・ペプチド』の素材を考えてみます。アントシアニン系の黒いポリフェノールをふんだんに含む野生種の【黒米】を主体にした【黒大豆】【黒胡麻】【松の実】【黒かりん(仏名・カシス)】の野生種五種に加え【黒煎り玄米】と【フラクトオリゴ糖】、海と山の野生植物を2000℃以上で焼成してから得られる還元力の強い【野生植物ミネラル黒末】の組合せです。黒い食品の持つ抗酸化力の組合せ効果は単一素材では得られないものです。食べ物は組み合わせによって相乗効果を得ることができますが一物全体食によってもっとも相乗効果を引き出す事ができます。

完成された生命体である植物に無駄な成分は無い 部分食への反省

 ここに警鐘となった研究発表があります。あるひとつの有効成分のみを抽出し体に摂り入れると思わぬ反作用が出てきたというアメリ力の国立癌センターとフィンランドの研究機関との共同でなされた発表です。臨床試験によって抗癌作用でよく知られるβカロチンを野菜から抽出し単一成分で摂取するとかえって癌の発症率が高まってしまった『喫煙者に対するβカロチンの効果』の研究報告の衝撃です。
βカロチンが癌を抑制することは一般に知られたことであるのにもかかわらず予測をまったく裏切る結果がでたのです。実験ではβカロチン抽出物を摂取してない人に比べ摂取者の方に肺がんの発生が多かったのです。狭心症や心筋便塞の発症も逆に多く見られました。この信じがたい実験結果の示すものはβ カロチン単独で抗癌作用があるのでなく、余分な物、不要な物として捨てられていた成分と未知の成分の相乗作用で抗癌作用が発揮されていたことが証明されたことであり、単独成分としては有害であった事実です。 緑黄色野菜を丸ごと食べるのと、βカロチンの単ー成分を摂るのとではまったく結果が異なってしまう警鐘です。

薬は究極の部分食です

 たとえば言葉を畏れずに申し上げれば化学的な単一成分の医薬品には総て発ガン性があります。薬も精製純粋化された究極の部分食であるわけです。また魚の魚肉部分は酸性であり、骨がアルカリ性であるため魚肉だけ食べるより、骨ごと食べられる小魚のほうが栄養バランス的に優れています。しかし大きな魚や家畜の骨はとても食べきれるものではありません。必然、部分的に肉だけを食べるようになり血液は酸性に傾きます。血液は弱アルカ性のph 7.4 (中性はph 7.0)に安定せねばなりません。部分のみの摂取により酸性に傾きすぎた血液を中和するために人体は自らの骨からアル力リ性のカルシウムを取り出し中和させようとします。そのために肉食に偏ると骨が溶け出し丈夫になるどころか逆に骨折しやすく脆くなるのです。植物のカルシウムは牛乳に比べ吸収力に劣りますが、そのために血液の急激なphバランスの不調和を起こさないため牛乳よりも骨に定着しやすいのです。

アメリカ人の方が骨が脆い不思議

信じがたいことですが乳製品を大量に摂る肉食のアメリカ人の方が日本人よりも骨が脆いのです。まさかと思われるかもしれませんが考えてみてください、象もゴリラも牛も立派な骨格をしていますが彼らは草など植物性のものしか食べません。実はアメリ力も戦前は大豆食が多かったそうです。食べ物の質は血液の質でもあることに思いは到ります。
種子は小魚と同様、小さな小粒であるゆえ丸ごと食べられる理想的な食品です。
食べ物は丸ごと食べることで家畜や魚、野菜・穀物の命を我が命の源として摂り入れることが出来ます。
私たちは、物心つく前から食前に感謝の言葉、食べ物の命を頂くわけですから『いただきます』と理屈抜きのしつけとして唱えました。

美味しい部分だけを選んで食べていないか

 ご存知のように小魚を丸ごと食べることは全体食で、肉だけ食べることは部分食と言われています。部分食はバランスを狂わせるものです。パンも微量栄養素を剥ぎ取り精白された粉よりも皮ごと胚芽ごとの全粒紛で焼かれた物の方が身体に必要なものが含まれています。でも全粒粉は、パサついて膨らみにくいため美味しく焼きあがる精白した粉のパンが主流になっています。

 大根も葉ごと食べるのが植物の生命力をそのまま食べさせて頂く全体食になりますが、八百屋さんの大根に葉がついていることは希です。『古代食くろご』が農産物であり自然界の成分を発芽力ごと粉末にした必然性がここにあります。

単一成分では薬と同様必ず反作用が出てきます。化学薬品には発ガン性があるものが多いことから分かるように複雑な生命体から単一成分を抽出されたもの、もしくは合成された有効成分だけに目を奪われることは危険が伴います。優れた化学薬品は緊急の救いの神になりますが、決して食事に代わることは出来ません。点滴で生命は維持できても旺盛な生命力は生み出されません。
過度の点滴は血液を薄くしてしまいますから生命力も薄くなります。点滴には合成して作られた林檎一個分ぐらいの成分が含まれているだけなのです。食べ物として口からいただくことが栄養と生命力を頂くことになります。
私達の身体は罪深いもので沢山の動植物の命を奪わないと維持できない宿命を持っています。美味しい部分だけを選んで食べることは単なる殺生であり何処かが間違っているのかもしれません。『いだだきます』と唱え命を頂いています。『ご馳走様でした』は感謝の心です。

黒色の発芽力を食べる意味〈ブラックフードエネルギー〉

機能性を持った野生種の農産物

 野生種の【黒米】を主成分にした『古代食くろご・ペプチド』は天然のままの成分バランスにこだわっています。五種類の黒色素材は野生種であり土に蒔けば発芽し、野生環境の過酷な条件下での発芽能力と病虫害に対する括抗力は現代の栽培種の及ぶところではありません。その生命力を支える力は子孫を残すという一点に絞られています。野生種は発芽能力を維持するための黒いポリフェノール・アントシアニンと微量栄養素をふんだんに含みます。「古代食くろご・ペプチド」は希少な野生種の種子を丸ごと粉末にしています。ただすり潰したのであれば空気に触れる面積が増え小さな種子に収まるよう脂質として凝集された栄養素は酸化されてしまいます。酸化された栄養素は有害であるため「古代食くろご・ペプチド」の加工法は素材を液状化の上、粉末にしています。表皮や胚芽に多く含まれる微量栄養素もすべて酸化されず含まれています。
「古代食くろご・ペプチド」はサプリメントでも化学薬品でもありません。化学的な食品でなく素朴な農産物でありながら機能性を持つ食品として考えていただきたいのです。

食べ物に化学はいらない《 ペプチドリップ製法の導入 》

 口に入れる食べ物の製造に添加物や化学溶剤を使うのは極力避けねばなりません。リニューアル前の「古代食くろご」も化学を使わない京都大学農学部開発の液状脂質粉末化製法を基にしていました。

 リニューアルされた次世代の「古代食くろご」の加工技術はさらに一歩踏み込み、ペプチドリップ製法を導入しています。この製法は真空の専用釜を用いて圧力とその解除を繰り返しています。圧力と解除で気圧の大きな差を作りだし素材の水中暴瀑を起こして黒米など素材を丸ごと粉砕液状化します。化学溶剤を使うことなく液状化した素材を超微細な膜ろ過に押し通すことで、硬く黒い野生種を低分子のペプチド化することに成功しました。ペプチドとはアミノ酸が2~50固ほどつながったもので食べ物が低分子に消化された状態のことです。気圧の差を応用しペプチド化することにより黒米等の固体が水溶性になって更に腸管よりの吸収率が向上いたしました。従来の液状脂質粉末化製法も次世代のペプチドリップ製法も化学を使わないことを大きなテーマにしています。

植物の持つ毒性を消しています

 原料の種子には動物に食べつくされないための毒性があります。種子を丸ごと食べるには種子に含まれる有害な発芽抑制因子〈アブシジン酸〉を消去する必要があります。天日干しされた種子を12時間以上水に浸潤させると前発芽段階になり発芽抑制因子の役割が終わります。毒性を消去した五つの素材を丸ごと液状化したうえで、一瞬に粉末化しています。

 この一文を読んでくださっている方のなかに玄米食を実践している方がいらっしゃれば是非発芽試験をしてみてください。玄米を10粒ほど選び水に浸し2~3日で発芽するかお試しください。現代の稲作は乾燥過程を天日でなく強制温風乾燥を施しているため玄米が焼け死んでいる可能性があります。高温にさらされ発芽力を失った玄米は水に12時間漬け置いても発芽抑制因子は消去されませんので注意が必要です。

長寿遺伝子をONするお召し上がり方

 いつ飲んでいただいても構いませんが、朝食を水分と「「古代食くろご・ペプチド」のみとし他の固形物を摂らず内臓を休ませることをお勧めします。夕食より朝食までは約12時間のプチ断食状態であり、朝は断食明けとなります。断食明けの最初の食事は胃腸に負担のかからない重湯を食すのが先人の知恵です。「古代食くろご・ペプチド」は低分子ですのでお湯で溶けば重湯状の内臓に負担のかからない朝食になります。「古代食くろご・ペプチド」のみで昼食の時間を迎えると消化器、解毒器を16~18時間休ませることができます。休ませることで老廃物の排泄が促され、疲れた体の機能が回復し快適な空腹感が長寿遺伝子のスイッチをONにします。腹七分は古代から世界の民族に共通した健康法です。「古代食くろご・ペプチド」に限らず朝は白湯だけ、若しくは野菜ジュースだけというように昼まで消化器を休ませることが夜中にできた老廃物の排泄にも役立ち長寿遺伝子にスイッチが入ることを促します。

・ コーヒーカップ1杯の熱湯に大さじ山盛り2杯の「古代食くろご・ペプチド」を溶かしてお召し上がりください。
・ 60~65%が水溶性ですので水や湯は少量ずつ加えてください。多く入れますとサラリと薄く感じられますのでご注意ください。撹拌棒か茶せんで撹拌するほど美味しくなります。腸管からの吸収に優れますので量を加減しますと赤ちゃんの離乳食としても、ご病弱な方、ご高齢の方の体力回復食としてもお召し上がり頂けます。
・ビフィズス菌の大量増殖が見込まれる量の最上質フラクトオリゴ糖が加えてあります。血糖値の上がらない甘味です。フラクトオリゴ糖はオリゴ糖のなかでも最も善玉菌の増殖に優れ悪玉菌の餌にはなりません。ビフィズス菌をはじめとした善玉菌のみを増やし微生物が体内で水素を作り出します。豆乳で溶かして飲むとこの上なく美味しくいただけますが豆乳は冷えますので出来ればホットでお召し上がりください。

 

「古代食くろご」を構成する古代からの種子群

黒大豆

黒米

黒胡麻

黒カリン(仏名カシス)

松の実

黒胡麻

 

古代食くろご成分表

成分 黒米  黒大豆  黒胡麻  黒松実  黒加倫
ポリフェノール群
ビタミンA      
ビタミンB群
ビタミンC        
ビタミンD        
ビタミンE  
ビタミンK    
ビタミンP        
糖質
蛋白質
脂質
アミノ酸    
リジン    
アルギニン        
アスパラギン酸        
鉄分  
 
カルシウム  
カリウム
食物繊維      ◯  
フラクトオリゴ糖        
リノール酸  ◯    
リノレン酸    
オレイン酸      
リンゴ酸        
クエン酸        
イノシトール      
ベータシステロール        
レスベラトロール        
イソフラボン        
レシチン        
サポニン        
ウレアーゼ        

 

古代食くろご 黒色穀物全粒ペプチド

黒色食品の色素栄養研修資料

 「くろご」の名称は陰陽五行説の〔五〕と腎に対応する色の〔黒〕に由来しており生命力を強化する黒色の一物全体食です。「くろご」は品種改良されていない野生種の農産物であり機能性を持った粉末食品です。ハイテク食品ではありません。カプセルや錠剤でなく食の快楽を満たす、ほのかに甘く美味しい飲み物です。白湯に溶かして飲むか調理素材として摂り入れます。五種類全て腎に対応する野生種の黒色食品・黒米・黒大豆・黒胡麻・松の実・黒かりん(仏名力シス〉により構成されています。隆陽五行説による腎の役割は西洋医学で言われる血液のろ過だけでなく、膀胱・骨・ホルモン・生殖器なども司っています。広意義で・寒・塩辛い昧・恐ろしい気持・冬・北・を現し人体で最も冷たい臓器と呼ばれています。
私達の腸内の化学物質や老廃物から出る毒素は戦後の化学肥料や農薬、飼料に含まれる抗生物質、ホルモン剤とともに食素材の欧米化や過食によりもたらされています。毒性物質をを体内に摂りこまないためには健康な排泄力が必要です。製品化された「古代食くろご・ペプチド」は全粒穀物の繊維に加え腸内の有用善玉菌の餌となるフラクトオリゴ糖を充分に配合しています。

陰陽五行説の五色とは

 ちなみに陰陽五行説では腎〈黒〉・肝〈青〉・心〈紅〉・牌〈黄〉・肺〈白〉の五色が五臓に対応します。腎を患うと顔色は黒くなり、肝を患うと青く、心を患えば赤くなります。脾は西洋医学と異なり胃腸を意味しており黄色をおび、肺の病は白くなります。ホルモン系や泌尿生殖器の衰えた症状が腎虚とも言われるように不妊、不感症、男性のED(勃起不全〉や骨粗しょう症にも腎が影響しています。腎を病むと腎臓でつくられる活性型のビタミンDが合成されず骨密度が次第に落ちてくるのです。黒色食品は腎を強化し食体験の歴史で実証された機能性を持ち、更に酸化を抑えたペプチドリップ製法により腸管から吸収されやすい食品となっています。

 

なぜ100年前には無かった病気が増えてきたのか

微量栄養素の不足と化学物質は病気を作る

 現代病は退化病とも言われています。殆どの原因がストレスに加え化学物質の蓄積、身体のゆがみや微量栄養素不定であることが明らかになっています。真っ白な小麦粉や白米で見られるように、食べやすくてより美味しくとの理由で外皮を剥ぎ取り、精白され、胚芽や外皮部に多く含まれる次世代への微量栄養素を捨て去るのです。現代の食習慣は作物の一部分のみを食べる部分食の摂りすぎとなっており深刻な健康被害をもたらしています。「古代食くろご・ペプチド」は品種改良とも無縁で小粒ゆえ一度に沢山の胚芽を含む生命力を丸ごと食することが出来ます。種子の持つ発芽力は命を創る力であり「古代食くろご・ペプチド」による全体食は次世代の命を生み出す力を丸ごと体に摂り入れることができる生命バランスに優れた食品といえます。

糖白した食品では酵素は働けない

 微量栄養素はビタミンやミネラルであり酵素の働きに不可欠であるため補酵素と呼ばれています。微量栄養素不足は生命活動の源である酵素の働きを阻害し、私達は酵素によって自らの身体を修復する自然治癒能力をも失いつつあります。人は酵素の働きが無いと考えることも細胞の新陳代謝も、風邪や、かすり傷さえも治すことが出来ません。自然治癒力は酵素の働きであり、酵素が働くには微量栄養素が不可欠です。精白した部分的な食べ物は不完全食であり新たな命を生み出さない食品といえます。

お腹の中でも栄養素は作られる 常在菌であるビフィズス菌の役割

 〔フラクトオリゴ糖〕は「古代食くろご・ペプチド」の繊維と共にビフィズス菌に代表される善玉菌のみの餌となります。悪玉菌の餌にはなりません。私たちが生れ落ちる時、母の産道を通り母乳を与えられた時からか? いつのまにか腸に棲みついたビフィズス菌は老廃物の排泄を助け現代人に不足しているビタミンB群や酵素、ビタミンK等をつくり出します。またビフィズス菌は酢酸を分泌し腐敗菌を殺菌してくれる私達の最も頼りになる身内ともいえる腸内細菌です。またフラクトオリゴ糖はオリゴ糖の中でも最も善玉菌を増やし「古代食くろご・ペプチド」と相性の良い血糖値に影響しない安心して摂れる数少ない甘味です。効果の出る充分な量が含まれています。

腸内細菌と食べ物の関係

毎日お通じのある方でも腸内には2~3kgの宿便が存在します

お腹の中には成人で1500g以上の細菌が棲んでいます

いきなりこわい?お話になりますが、便の固形物の三分のーから半分は腸内細菌の残骸です。近年培養技術が進み、100種類100兆個と考えられていた腸内細菌という微生物がおよそ500種類500兆個・重さにして1500g以上棲んでいることが分かってきました。その総てが毒素しか出さない腐敗菌だったらどういうことになるでしょう。腸に留まった腐敗便は腐敗菌つまり悪玉菌の大好きな餌となり繁殖します。悪玉菌は腸内で腐敗毒を出しあらゆる病気の原因を作ります。不思議と思われるかもしれませんが脳榎塞など脳血管の循環障害ち便秘毒によるものと解明されています。慶應義塾大学の病理学教授だった川上漸氏の研究です。

便秘はお腹の中で食べ物が腐っている状態です

特に肉類のタンパク質は人体の組成に近いため我が身の肉を溶かすことに等しく胃や腸で分解されにくいのです。分解不足の蛋白質は高温多湿の腸内で腐敗し、たちまち腐敗菌の好む環境となりアミンやス力トールなどの腐敗毒を作り出します。逆に善玉菌はビタミンを『腸内合成』するのに重要な役割を果たし、人体の分泌する酵素では消化できないものを分解消化してくれます。また肝臓で作られる各種酵素よりも善玉の腸内細菌が合成する『酵素』の方が多いと言われています。酵素の働きが無いと私達は考えることも心臓を動かすことも、立ち上がることもできません。酵素が無いとビタミンも働けません。
理想の腸内細菌バランスは善玉菌9 割・悪玉菌1 割とも言われていますが善玉菌は年齢と共に減っていきます。高齢になると2~3%に減ってしまうとの説もあります。便秘気味の方は腸内で食べ物が腐っている訳ですからガスも毒性があり臭いも強くなるわけです。一方元気よく出るガスは健康的で臭いもありません。

赤ちゃんのお腹はビフィズス菌100%

一方『母乳』で育つ赤ちゃんはピフィズス菌が100%ですから『うんち』もかぐわしい香りがします。赤ちゃんのお肌がすべすべなのはピフィズス菌のおかげかもしれません。その赤ちゃんもあんよが上手などと無理に歩かせたりして背骨が曲がると生涯ひ弱な子供に育ってしまいます。骨格のずれ・宿便・食べ過ぎは様々な退化病〈生活習慣病〉や難病の原因になっています。特に背骨のゆがみは内臓疾患につながります。この資料を読んで戴いています方の中には体力まで落ちてしまう強力な便秘薬が必要な方と、そうでない方もいらっしゃるかと思います。赤ちゃんの時から母乳と共に自然に湧くように棲みついた自前のビフィズス菌は固有の常在菌ですから、あなたの体の一部です。食物繊維の多い食品は固有の常在善玉菌の餌となります。

ビフィズス菌に餌をあげよう

私たちに食べ物の嗜好があるようにビフィズス菌にも好みの餌があります。食物繊維とオリゴ糖をあげないと増えてくれないのです。穀物などに含まれる食物繊維も好みの餌となりますが1 日3~6g のフラクトオリゴ糖を与えると10日ほどで大量に増殖することが解っています。しかも各種オリゴ糖は悪玉菌の餌にはなりません。余分な力ロリーにもなりません。フラクトオリゴ糖は玉ねぎなどに多く含まれます。

ヨーグルトでビフィズス菌は増えるのか?

ところが一般で信じられているようにヨーグルトなどで菌は増えるのでしょうか? ただの菌では胃酸で死滅します。よく宣伝で言われるように胃の塩酸を何とかくぐりぬける外部の善玉菌を体内に摂り入れるこヘとができても、よそ者の菌は生体にとって異物であり根付き増殖することは難しいようです。これは合成のビタミンCの働きは天然と変わらないにしても合成である限り生体からは異物と判断され、直ぐ尿に排池されるのと同様のことと思われます。
日本のヨーグルトの多くは生乳でなく酵素の死滅した脱脂粉乳で作られています。乳製品の腸内発酵によるアミノ等の毒素弊害と、また乳製品の普及によって若年性の白内障が増えているように、幼い頃から摂りつづけることで乳糖が分解変化したガラクトースの水晶体沈着による白内障も心配です。常識に異を唱えるようで申し訳無いのですがヨーグルトの常識と異なり内視鏡で見るとヨーグルト常食者の方に腸内腐敗が多く見られるそうです。
赤ちゃんの時からの持ちつ持たれつの身内のようなビフィズス菌に代わるものは無いのかもしれません。外部から菌を入植?させるのでなく、食物繊維やフラクトオリゴ糖の多い食品は自前の善玉菌〈固有菌〉を増やします。野生種の黒色穀物の一物全体食品は精製した小麦粉からつくる麺やパン・皮を剥ぎすぎたお米では捨てられてしまう微量栄養素も摂れます。内臓を暖める遠赤外線効果もあります。

便秘薬の弊害 腸内免疫は全体の80%を占める事が分かってきました

またご承知のように一般的な便秘薬の常用は小腸粘膜に生えている『絨毛』を痛め減らしますので、腸粘膜をむきだしになりアミン・スカトールなど『猛毒』の血液への侵入を許し易くなります。絨毛は腸粘膜のバリヤーでありビフィズス菌の棲家であるばかりでなく、免疫を司る『T 細胞』が多く浮在します。腸は体熱を作り出すところでもあり、一般的な便秘薬が女性の身体を痛める理由のひとつがここにもあると者えられます。しかし困り果てた時に救ってくれるセンナに類するものも不可欠であり、永い目で見ますとセンナ類と併用しながらでも腸を暖め免疫を強化し、赤ちゃんの時から共に棲む固有のビフィズス菌を増やしてくれる一物全体食のような生命力に満ちた食品も必要になってきます。

信じられますか? 過食は便秘のもと

でも、これを摂れば良くなるとの発想は食べるもが増えるだけで過食につながります。治すためには何を止め、何を減らし、何を加えるかが最も重要なことと思われます。実は過食は便秘のもとなのです。食べて押し出すのは乱暴な話であり身体は消化吸収に忙しくなり排泄にまで力がまわせなくなるのです。消化吸収には大変な努力を要し内臓は疲れています。断食で大量の便が排泄され、また様々な病気が改善するのは、体の力が消化吸収でなく病気の原因となる毒素の排泄や傷ついた細胞の修復に向かうからです。

あなたのお腹の中を善玉菌優勢にしましょう

プロメテウス菌

大腸菌0-14株 リウマチの要因の一つであるプロテウス菌

愛知医科大学 青木重久教授に依る研究です。
リウマチ患者の6割以上の方がプロテウス菌〈大腸菌O-14株〉に対し抗体陽性です。腎臓病の炎症研究で偶然発見されその後の研究でリウマチ要因と実証されました。